平成29年度 渋川医療センター 病院指標

  1. 年齢階級別退院患者数
  2. 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  3. 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
  4. 成人市中肺炎の重症度別患者数等
  5. 脳梗塞の患者数等
  6. 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  7. その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)
年齢階級別退院患者数ファイルをダウンロード
年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 - 58 99 103 252 582 1389 1942 1239 252
当院の最も多い年齢階級層は70代で全体の約33%、次いで60代で23%、80代で21%となっています。60代から80代の年齢階級のみで全体の約77%を占めている状況です。(90代の区分には90代及び100歳以上の患者さんが含まれています。)
診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
呼吸器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
040040xx99040x 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 4あり 定義副傷病 なし 338 10.08 11.99 0 66.57
040040xx9908xx 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 8あり 164 6.21 11.75 0 70.71
040040xx9910xx 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1 あり 手術・処置等2 なし 111 3.42 3.59 0 71.77
040040xx9909xx 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 9あり 86 7.09 10.56 0 70.23
040110xxxxx0xx 間質性肺炎 手術・処置等2 なし 64 26.89 19.65 6.25 75.23
呼吸器内科では、肺癌を中心に診断・治療に取り組んでいる。肺癌の診断に必要な気管支鏡検査、CTガイド下経皮的肺・胸膜針生検、ガイドシース併用気管支腔内超音波を用いた肺生検、超音波気管支鏡を用いたリンパ節生検や局所麻酔下胸腔鏡検査を行っている。治療に関しては化学療法、化学放射線療法、放射線療法を中心に行っており、免疫療法も行われている。肺癌の終末期における緩和医療も当科の役割のひとつであり、緩和ケアチームにコンサルテーションしながら疼痛対策、精神的な援助等を行っている。
肺癌以外の疾患においては肺炎、慢性閉塞性肺疾患、気管支拡張症、気管支喘息、肺線維症等の各種呼吸器疾患を扱っており、近年肺癌以外の呼吸器疾患のしめる割合が増加している。さらにこれらによる低肺機能状態(慢性呼吸不全)に対する指導、薬物療法、呼吸リハビリテーションおよび在宅酸素療法なども積極的に行っている。
消化器外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
060050xx97x0xx 肝・肝内胆管の悪性腫瘍(続発性を含む。) その他の手術あり 手術・処置等2 なし 29 11.83 11.44 0 75.38
060020xx99x30x 胃の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等2 3あり 定義副傷病 なし 24 6.46 6.83 0 60.83
060020xx02x0xx 胃の悪性腫瘍 胃切除術 悪性腫瘍手術等 手術・処置等2 なし 21 19.05 17.27 0 71.52
060035xx99x50x 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等2 5あり 定義副傷病 なし 20 6.3 4.38 0 69.35
060035xx01000x 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 結腸切除術 全切除、亜全切除又は悪性腫瘍手術等 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 19 16.74 15.61 0 69.42
消化器外科で最も多い入院は、肝細胞癌に対する、カテーテルを用いた肝動脈化学塞栓療法です。肝切除術後の再発例に対して行われているもので、集学的治療により長期生存を目指しています。次いで多いのは胃癌に対しての治療で、精査の結果、手術不能患者には診療ガイドラインに沿って抗がん剤治療を行っています。手術可能な患者には、腹腔鏡下手術を積極的に取り入れています。結腸癌に対しての治療では、結腸癌に対する手術で、腹腔鏡下手術の積極的な導入(全体の7~8割)により、術後QOLの向上や早期の退院を目指しています。また術後補助化学療法や切除不能結腸癌に対する抗がん剤治療も診療ガイドラインに沿って行われています。救急患者で大腸憩室症からの下血・腹痛患者が多く保存的治療を行っています。
消化器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
060340xx03x00x 胆管(肝内外)結石、胆管炎 限局性腹腔膿瘍手術等 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 79 12.73 10.61 3.8 78.04
060050xx97x0xx 肝・肝内胆管の悪性腫瘍(続発性を含む。) その他の手術あり 手術・処置等2 なし 39 10.9 11.44 0 72.21
060020xx04x0xx 胃の悪性腫瘍 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術 手術・処置等2 なし 24 10.92 8.73 0 76.67
060280xxxxxxxx アルコール性肝障害 22 12.09 15.23 0 59.82
150010xxxxx0xx ウイルス性腸炎 手術・処置等2 なし 21 6.52 5.5 0 55.29
消化器内科において最も多い入院は、胆管結石、胆管炎等の治療です。ERCPを始め、側視内視鏡を用いた総胆管結石の排石やERBD(内視鏡的逆行性胆管ドレナージ)、胆管ステント留置等の処置、PTCD(経皮経肝胆管ドレナージ)、PTGBD(経皮経肝胆嚢ドレナージ)、穿刺処置等を行っております。次に多いのが、肝細胞癌の治療です。ラジオ波照射療法、分子標的薬での治療、TACE、特にB-TACE(バルーン閉塞下経カテーテル的肝動注化学塞栓療法)治療など、ビーズ製剤を使用したDEB(drug-eluting beads)-TACEも行っており、多くの治療選択肢があり、患者さんに合わせたよりよい治療を行っております。また早期胃癌に対し、ESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)も行っており年々件数が増加傾向となっております。肝障害の中でもアルコールが原因の患者さんが増加傾向にあります。C型肝炎に対するDAAs(直接作用型抗ウイルス剤)治療や、肝細胞癌に対する分子標的薬など、全ての消化器癌に対する化学療法も行っております。
泌尿器科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
110070xx0200xx 膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 101 6.95 7.31 0 75.44
110310xx99xx0x 腎臓または尿路の感染症 手術なし 定義副傷病 なし 43 10.35 12.34 2.33 74.7
11012xxx020x0x 上部尿路疾患 経尿道的尿路結石除去術等 手術・処置等1 なし 定義副傷病 なし 28 4.86 5.75 0 66.46
11022xxx99xxxx 男性生殖器疾患 手術なし 26 7.92 8.94 3.85 64.85
11013xxx06xxxx 下部尿路疾患 膀胱結石、異物摘出術 経尿道的手術等 18 6.28 5.74 5.56 75.72
膀胱がんはもともと高齢者に多い癌あり、強度の血尿で辛い状況になり得ますので、合併症を有する高齢者でも手術に踏み切らざるを得ないケースが多いと思われます。その平均年齢は昨年の73.75歳を上回ってしまいました。一般的には、喫煙歴のある方、染料を扱う仕事に従事された方、鎮痛剤を乱用する方に多いことがわかっていますが、特に当院の場合、印象ではありますがご高齢女性の患者さんが多いように思われます。尿路感染症は昨今の温暖化に伴い脱水から容易に発症してしまう疾患です。ことに高齢者や糖尿病の方に多い印象です。手術なしの男性生殖器疾患は前立腺肥大症による尿閉などが対象です。もともと泌尿器科疾患は男性に多いのでそのことを反映しているものと思われます。尿路結石は多く見られる疾患で、入院患者さんの場合、尿管結石と膀胱結石の手術目的に入院される患者さんに分類されると思います。最近、寝たきり患者さんの膀胱結石がしばしば入院されます。慢性的な炎症が要因にあると考えます。尿管結石では手術適応の結石最大径が概ね5㎜を超える場合としています。それ以下の小さな結石は自然排石します。尿路結石は気温が上昇する初夏以降の半年間が多い印象です。
血液内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
130030xx99x40x 非ホジキンリンパ腫 手術なし 手術・処置等2 4あり 定義副傷病 なし 66 20.29 16.48 0 69.65
130040xx99x5xx 多発性骨髄腫、免疫系悪性新生物 手術なし 手術・処置等2 5あり 35 28.11 24.7 5.71 69.29
130030xx99x50x 非ホジキンリンパ腫 手術なし 手術・処置等2 5あり 定義副傷病 なし 27 22.07 13.89 0 74.85
130030xx97x40x 非ホジキンリンパ腫 手術あり 手術・処置等2 4あり 定義副傷病 なし 21 31.33 33.42 0 65.14
130060xx97x40x 骨髄異形成症候群 手術あり 手術・処置等2 4あり 定義副傷病 なし 17 20.94 21.28 0 82.41
悪性リンパ腫は血液腫瘍(がん)の中で最も頻度の高い疾患です。大きくホジキンリンパ腫と非ホジキンリンパ腫に分かれ、日本人では約9割が非ホジキンリンパ腫になります。悪性度、病期、B細胞性かT細胞性かの違いにより治療内容が変わりますが、大部分を占めるB細胞性リンパ腫の場合、標準療法はリツキシマブ併用CHOP療法です。最近ではT細胞性リンパ腫の治療薬も複数登場し、今後の診療に期待が持てます。初回抗がん剤治療は入院で行いますが、2回目以降は、副作用が少なく外来で治療が可能な患者さんについては外来化学療法室で治療を行います。難治性の場合にはより強力な化学療法や自家末梢血幹細胞移植などを考慮します。多発性骨髄腫は3番目に多い血液腫瘍ですが、当院が専門的に骨髄腫治療を行っていることから、多くの患者さんが他院から紹介され治療を受けています。骨髄腫は最も抗がん剤治療が進歩している分野で、毎年のように新薬が登場し、当院ではボルテゾミブ、レナリドミド、エロツズマブ、カルフィルゾミブ、ポマリドミド、イキサゾミブ、ダラツズマブなどによる治療を積極的に行っています。65歳未満の患者さんは自家末梢血幹細胞移植を行いますが、難治性の疾患であるため治療の継続が必要です。外来での治療が可能な患者さんは通院で治療を継続しています。骨髄異形成症候群は高齢の方に発症しやすい汎血球減少を呈する疾患です。白血病の前段階とも考えられ、現時点では同種骨髄移植以外には治癒は望めません。比較的若い方にはアザシチジンによる化学療法を行いますが、高齢の方の場合にはビタミン剤やホルモン剤の内服治療を行ったり、無治療で輸血をしながら経過を観察します。
脳神経外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
010230xx99x00x てんかん 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 50 5.82 6.32 2 36.22
010230xx99x20x てんかん 手術なし 手術・処置等2 2あり 定義副傷病 なし 20 19.35 14.54 5 39.25
030400xx99xxxx 前庭機能障害 手術なし 20 5.05 5.15 0 73.65
160100xx99x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 16 6.25 7.34 6.25 63.38
010060x2990401 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 4あり 定義副傷病 なし 発症前Rankin Scale 0、1又は2 14 18 16.38 35.71 71.93
脳神経外科の入院患者(271名)で最も多いのはてんかんで(95名、35.1%)、薬剤抵抗性てんかんの患者が県内外から多数紹介されています。このような患者については、ビデオ脳波モニタリング、高磁場MRI, 核医学検査による詳細な病態解析を行って、新規抗てんかん薬を軸とした薬剤調整を行い、難治例には焦点切除術、脳梁離断術、迷走神経刺激療法等のてんかん外科手術を積極的に行っています。てんかん外科の手術は総手術件数35例中15件でした(42.9%)。次に多いのは脳梗塞の患者(45名、16.6%)で、2週間前後の加療の後、リハビリテーションを目的として近隣のリハビリテーション専門病院に転院されています。脳卒中後、四肢の痙縮が強い症例についてはボトックス療法や髄腔内バクロフェン療法を導入しています。
呼吸器外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
040040xx97x0xx 肺の悪性腫瘍 手術あり 手術・処置等2 なし 108 15.02 12.35 1.85 72.34
040200xx01x00x 気胸 肺切除術等 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 38 6.79 10.04 0 36.24
040150xx97x00x 肺・縦隔の感染、膿瘍形成 手術あり 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 11 25 31.43 9.09 74.55
040030xx01xxxx 呼吸器系の良性腫瘍 肺切除術 気管支形成を伴う肺切除等 10 11.2 9.85 0 66.9
040040xx99000x 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし - - 14.6 - -
当院呼吸器外科は心臓・大血管以外の胸部臓器全てを対象としておりますが、なかでも胸部悪性腫瘍の手術が最多です。全手術症例の65%を占めています。平均在院日数は15日と全国平均より長くなっていますが、高齢者が多く(手術患者の20%以上が80歳以上)、比較的長期に入院される患者さんが多いことがその一要因と考えられます。非高齢者では入院期間は概ね10日前後となっております。次に多い疾患は気胸ですが、当院の気胸患者さんの特徴は2次性気胸です。すなわち結核の既往があったり間質性肺炎や肺気腫が基礎疾患にあったりと肺の状態が悪い患者さんが多いということです。全ての疾患に対して入院期間の短縮を図っておりますが、決して無理に短期間に退院して頂くと言うことではありません。
乳腺甲状腺外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
090010xx03x0xx 乳房の悪性腫瘍 乳腺悪性腫瘍手術 乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴わないもの) 手術・処置等2 なし 44 7.11 6.37 0 62
090010xx99x40x 乳房の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等2 4あり 定義副傷病 なし 37 2.92 4.49 0 54.43
090010xx02x0xx 乳房の悪性腫瘍 乳腺悪性腫瘍手術 単純乳房切除術(乳腺全摘術)等 手術・処置等2 なし 16 9.19 10.15 0 64.69
090010xx01x0xx 乳房の悪性腫瘍 乳腺悪性腫瘍手術 乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴うもの(内視鏡下によるものを含む。))等 手術・処置等2 なし 15 11.47 11.45 0 62.6
090020xx97xxxx 乳房の良性腫瘍 手術あり - - 3.96 - -
乳腺内分泌外科の症例では、比較的早期乳癌(0―ⅡA期)が多く、手術ではその早期乳癌を対象とした乳腺部分切除術+センチネルリンパ節生検術が最も多いです。
入退院患者としては同じくらい多いのが抗がん剤治療の初回入院(術前、術後、転移進行性に対して)でした。
皮膚科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
080011xx99xxxx 急性膿皮症 手術なし 26 10.35 11.73 0 70.19
080007xx010xxx 皮膚の良性新生物 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部)等 手術・処置等1 なし 25 3.16 4.14 0 55.08
080020xxxxxxxx 帯状疱疹 16 7.94 8.95 0 68.56
080006xx01x0xx 皮膚の悪性腫瘍(黒色腫以外) 皮膚悪性腫瘍切除術等 手術・処置等2 なし 14 5.86 8.5 0 81.07
080190xxxxxxxx 脱毛症 10 3 3.6 0 55.2
皮膚科に入院する症例で一番多いのが急性膿皮症、すなわち蜂窩織炎、壊死性筋膜炎などの急性の細菌感染症です。治療は抗菌薬の投与で、軽いものであれば内服薬でも軽快しますが、重症な場合は入院して抗菌薬を経静脈的に投与します。次いで多いのが、皮膚の良性新生物および悪性腫瘍の手術です。良性新生物には粉瘤、脂肪腫、母斑細胞母斑などが含まれますが、入院加療される症例は、大きさや部位などの問題のために外来手術が困難な方々です。皮膚の悪性腫瘍には基底細胞癌や有棘細胞癌などがあります。帯状疱疹はほとんどの症例は抗ウイルス薬の内服で軽快するため入院は不要ですが、皮膚症状の強い症例、疼痛の強い症例では入院して抗ウイルス薬を1日3回経静脈的に投与します。急速に進行する円形脱毛症では、入院してステロイドパルス療法を行います。
整形外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
070160xx01xxxx 上肢末梢神経麻痺 手根管開放手術等 19 8.68 5.51 0 66.95
070200xxxxxxxx 手関節症(変形性を含む。) 17 10.24 8.72 0 67.12
160610xx97xxxx 四肢筋腱損傷 その他の手術あり 11 8.27 9.46 0 48.18
160760xx97xx0x 前腕の骨折 手術あり 定義副傷病 なし - - 5.21 - -
070010xx010x0x 骨軟部の良性腫瘍(脊椎脊髄を除く。) 四肢・躯幹軟部腫瘍摘出術等 手術・処置等1 なし 定義副傷病 なし - - 5.8 - -
当院では母指CM関節症、手根管症候群、肘部管症候群、三角線維軟骨複合体損傷(TFCC損傷)、変形性手関節症が主な症例となっております。また骨折後にうまく骨癒合が得られず変形治癒した症例も対応しております。                                      
症例的に多くはありませんが、骨折に対する観血的整復術や手指の挫滅創、関節炎、骨髄炎などの感染症にも対応しております。
循環器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
050130xx99000x 心不全 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 21 11.14 17.71 9.52 85.67
040081xx99x00x 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 13 18 20.83 7.69 84.62
050070xx99000x 頻脈性不整脈 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし - - 7.71 - -
030400xx99xxxx 前庭機能障害 手術なし - - 5.15 - -
030270xxxxxxxx 上気道炎 - - 4.84 - -
当院の循環器内科は、院内でカテーテル検査や治療、心臓血管外科手術、重症患者管理などが行えないため循環器疾患の入院患者数は少なく、その多くを高齢者の心不全患者が占めております。次いで、一般内科として診療する誤嚥性肺炎、心房細動などの頻脈性不整脈に対する治療を行っております。
総合診療科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
040081xx99x00x 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 10 20.9 20.83 10 80.7
110310xx99xx0x 腎臓または尿路の感染症 手術なし 定義副傷病 なし - - 12.34 - -
100380xxxxxxxx 体液量減少症 - - 9.16 - -
0400801499x002 肺炎等(市中肺炎かつ75歳以上) 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし A-DROP スコア2 - - 15.12 - -
100040xxxxx00x 糖尿病性ケトアシドーシス、非ケトン昏睡 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし - - 13.57 - -
当科では進行期認知症の症例が多く、そのような症例が誤嚥性肺炎、ないしは尿路感染を契機として入院となることが多い実態を表しているものと考えています。このような患者背景を反映して、患者の平均年齢も総じて高いものとなっています。また、本院の内科系専門科で診療することが少ない疾患を当科で診療していることも窺えるデータとなっていると思われます(体液量減少症・糖尿病性ケトアシドーシスなど)。肺炎等に関しては、呼吸器内科でも診療していただく場合がある一方、内科で一般的に診療することが多い疾患という位置づけに鑑み、当科でも外来受診よりそのまま継続的に診療にあたることがあり、それがこの結果に表れていると考えています。なお、本院に入院するまで認知症という診断を受けていないのにもかかわらず、進行期認知症に至ったのちに誤嚥性肺炎を発症して入院される症例もみられ、このような症例では認知症の評価・嚥下機能評価・介護保険の申請・提供サービスの策定・退院先の選定を入院後の一連の流れのなかですべてサポートしていかなければならず、その負担は相当に大きく、かつこのような背景が入院期間の長期化に繋がっていると思われます。また、誤嚥性肺炎症例で入院された症例の約40%は経口摂取困難と判定されている現状があり、退院調整に時間がかかり、入院期間の長期化に繋がっていると考えています。
初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数ファイルをダウンロード
初発 再発 病期分類
基準(※)
版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 49 - - 15 - 92 1 7
大腸癌 12 13 28 21 - 108 1 7
乳癌 44 24 10 - - 54 1 7
肺癌 78 22 19 61 63 886 1 7
肝癌 - - - - - 136 1 7
※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約
・初発:一連の初回治療が終了するまで、複数回入院があった場合も初発の扱いとした件数になります。
・再発:再発後のがんに対して複数回入院があった場合、全て再発の扱いとした件数になります。
(一連の初回治療終了後の入院、一連の初回治療中に新たな遠隔転移をきたした際の入院、再発のがんに対する治療開始の入院、これらは複数回入院があった場合も再発の扱いとし件数に入れています。)

初発のstage不明については、がんの疑いに対する検査目的の件数で、退院までに病理結果が出ないことにより「不明」の件数が多くなっています。
成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード
患者数 平均
在院日数
平均年齢
軽症 11 10.09 61.64
中等症 100 16.56 77.36
重症 27 19.19 82.56
超重症 - - -
不明 - - -
当院では、軽症から中等度の市中肺炎が多い傾向であったが、近年は慢性閉塞性肺疾患や間質性肺炎を伴う重症肺炎が増加傾向であり、入院期間が延長している。また新病院に移行したことにより、近医からの初診紹介患者、救急患者が増加傾向である。
脳梗塞の患者数等ファイルをダウンロード
発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
3日以内 38 17.66 73.47 22.64
その他 15 19.33 73.47 5.66
脳梗塞に分類される症例、特に高齢者のラクナ梗塞の患者が多数を占めており、2週間程度の治療の後、回復期リハビリの継続が必要な場合には、近隣のリハビリテーション専門病院に転院、切れ目のないリハビリの継続を実践しています。入院中は栄養サポートチームの積極的な介入により、全身状態の改善を図り、合併症の予防に努めています。発症から4.5時間以内の急性期脳梗塞については群馬大学脳神経外科と連携し、救急部でのアルテプラーゼの使用と大学病院への転送(drip and ship)を試みています。
診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
消化器内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満) 223 0.09 1.2 0 69.37
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 63 1.83 14.19 3.17 80.19
K6152 血管塞栓術(頭部、胸腔、腹腔内血管等)(選択的動脈化学塞栓術) 42 2.17 9.14 0 72.26
K7212 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm以上) 36 0.22 1.28 0 69.14
K635 胸水・腹水濾過濃縮再静注法 26 4.65 6.38 0 68.96
消化器内科において最も多い手術は下部消化管の内視鏡検査/治療です。大腸ポリープ、腺腫、早期癌、小腸・大腸の消化管出血などの内視鏡診断および治療を致します。大腸ポリープや腺腫に対する粘膜切除術が大半ですが、早期癌に対し、ESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)治療も行っております。次に多いのがERCPを始め、側視内視鏡を用いた総胆管結石の排石やERBD(内視鏡的逆行性胆管ドレナージ)、胆管ステント留置等の処置、PTCD(経皮経肝胆管ドレナージ)、PTGBD(経皮経肝胆嚢ドレナージ)、穿刺処置です。昨年より件数が著名に増加しております。また、肝細胞癌に対するカテーテル治療として、選択的動脈化学療法塞栓術も多く取り扱っております。内視鏡的に止血困難例、特に動脈性の出血に対しては、内視鏡的消化管止血術の他、放射線診断科と連携し、IVR(interventional radiology)による塞栓術にて止血を行っております。IVRでも止血困難な場合は、消化器外科と連携し手術も行える体制となっております。
消化器外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満) 123 0.1 1.12 0 70.25
K634 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側) 39 1 2.64 0 63.46
K6152 血管塞栓術(頭部、胸腔、腹腔内血管等)(選択的動脈化学塞栓術) 38 1.87 11.18 0 73.68
K6335 鼠径ヘルニア手術 35 0.97 3.29 0 73.86
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 33 1.64 7.52 0 64.94
内視鏡的大腸粘膜切除術は消化器内科で主に行われておりますが、当科でも1泊2日入院で行われております。外来紹介の多い鼠径ヘルニアですが、腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術を積極的に行っています。勿論前方アプローチによる鼠径ヘルニア手術も多く行っています。肝癌術後の再発例を中心に肝動脈化学塞栓療法も多く行われております。胆石症や胆のうポリープの手術は、ほぼ全例近く腹腔鏡下手術が行われています。
泌尿器科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢
K8036イ 膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)(電解質溶液利用) 100 2.01 3.93 0 75.35
K783-2 経尿道的尿管ステント留置術 42 1.07 4.6 9.52 74
K7811 経尿道的尿路結石除去術(レーザー) 27 1.33 2.56 0 66.3
K7981 膀胱結石摘出術(経尿道的手術) 19 1.63 3.95 5.26 76.05
K8411 経尿道的前立腺手術(電解質溶液利用) 14 1.36 6.64 0 75.21
経尿道的膀胱腫瘍切除術は開腹せずに尿道から内視鏡を挿入し、膀胱内の悪性腫瘍を切除する手術です。電解質溶液で手術ができるようになり安全性が向上しました。合併症としての膀胱穿孔を起こさなければ比較的早期に退院が可能です。病理組織診断で筋層浸潤を認めない浸潤癌との結果が出ることがあり、そのようなケースでは診断の信憑性を確保する目的で、比較的短期間のうちに再度同じ手術を施行することが診療ガイドライン上推奨されています。近年、そのような症例が散見されるため、手術件数が最多であった一要因であると考えます。経尿道的尿管ステント留置術は、尿路結石やその他が原因の水腎症で腎盂腎炎などを発症していた場合、尿流を確保する目的で施行する手術です。時に両側水腎症の腎不全で来院される患者さんもいて、腎不全回避のために施行する緊急手術の代表です。膀胱結石摘出術は経尿道的に膀胱結石を摘出する手術ですが、経尿道的尿路結石除去術はレーザー砕石器を用いて膀胱の上流の尿管結石を摘出する手術です。尿管結石は以前は体外衝撃波結石破砕術が治療の主流でしたが、治療回数が複数回を要したり、排石率が必ずしも高くないといった弱点がありました。レーザー砕石装置の登場によりこの手術が増加したものと思われます。なお、この手術は術中レントゲンを使用しますが、当院では手術室のレントゲンが1台のみのため他科と融通しながら手術日を調整しています。そのため、時に手術日まで長くお待ちいただくこともあります。ただし、それが受け入れなれない場合、残念ではありますが他院を紹介せざるを得ないといった症例もいらっしゃいます。前立腺肥大症も泌尿器科では多い疾患で内服薬でコントロールできない場合、手術療法となります。
呼吸器外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢
K514-23 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(肺葉切除又は1肺葉を超える) 78 3.06 11.33 1.28 72.24
K5131 胸腔鏡下肺切除術(肺嚢胞手術(楔状部分切除)) 41 2.32 3.98 0 39.34
K514-21 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(部分切除) 15 1.33 8.8 6.67 70.8
K5132 胸腔鏡下肺切除術(その他) 11 1.73 12.18 9.09 66.82
K514-22 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(区域切除) - - - - -
呼吸器外科の手術においては全症例において胸腔鏡を導入しております。現在は完全鏡視下にて肺区域切除を術を積極的に行っています。現在手術患者さんは必要な検査を全て外来で受けて頂き、手術前日入院となっております。従いまして全入院期間も短縮されています。肺癌の手術はその根治性が重要となりますが、当院では根治性を十分に担保したうえで機能温存も重視した積極的縮小手術(区域切除)を行っています。
眼科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢
K2821ロ 水晶体再建術(眼内レンズを挿入する場合)(その他) 145 0.65 1.23 0 77.08
K2171 眼瞼内反症手術(縫合法) - - - - -
K2821イ 水晶体再建術(眼内レンズを挿入する場合)(縫着レンズ挿入) - - - - -
K274 前房、虹彩内異物除去術 - - - - -
K2822 水晶体再建術(眼内レンズを挿入しない場合) - - - - -
当院眼科での手術症例数一位の「K2821 水晶体再建術(眼内レンズを挿入する場合)(その他)」とは、片眼の白内障に対する手術です。
整形外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢
K0802 関節形成手術(手) 13 1 8.23 0 70.46
K093 手根管開放手術 12 1 6.33 0 66.75
K069-2 関節鏡下三角線維軟骨複合体切除・縫合術 11 1 6.27 0 50.91
K0462 骨折観血的手術(前腕) - - - - -
K0301 四肢・躯幹軟部腫瘍摘出術(上腕) 等 - - - - -
当院での入院治療は特に手・肘の運動制限や変形、疼痛などの障害がある関節に対して、可動性回復、疼痛除去を目的とした手術治療を主として行っており、母指CM関節症、関節リウマチを主とした関節形成術、手根管症候群に対する手根管開放術が多くなっております。
その他については、肘部管症候群に対する神経移行術、三角線維軟骨複合体損傷(TFCC損傷)に対する関節鏡下三角線維軟骨複合体切除・縫合術も行っています。手指・前腕・上腕骨折に対する手術は、観血的手術または関節内骨折の場合は関節鏡下による手術を症例に合わせ行っております。手指・前腕・上腕骨折後にうまく骨癒合が得られず変形治癒した場合の矯正手術にも対応しております。
乳腺甲状腺外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢
K4762 乳腺悪性腫瘍手術(乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴わない)) 44 1 5.11 0 62
K4763 乳腺悪性腫瘍手術(乳房切除術(腋窩部郭清を伴わない)) 15 1.2 7 0 63.67
K4764 乳腺悪性腫瘍手術(乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴う)) - - - - -
K474-2 乳管腺葉区域切除術 - - - - -
K4765 乳腺悪性腫瘍手術(乳房切除術・胸筋切除を併施しない) - - - - -
当科の診療の中心は早期乳癌の治癒手術のための乳房部分切除術での入院が最も多く、それに次いで手術前後の抗がん剤治療、さらに再発乳癌の抗がん剤、または症状緩和のための緩和医療のための入院で昨年と著変ありません。しかし近年の乳癌手術患者の増加に伴い当院でも年々手術患者は増加しています。昨年12月より乳房再建手術が開始されたため今後は乳房切除術が増加していく可能性はあります。
皮膚科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢
K0072 皮膚悪性腫瘍切除術(単純切除) 21 0 4.24 0 82.1
K0063 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部以外)(長径6cm以上12cm未満) - - - - -
K0052 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部)(長径2cm以上4cm未満) - - - - -
K0051 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部)(長径2cm未満) - - - - -
K0062 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部以外)(長径3cm以上6cm未満) - - - - -
皮膚悪性腫瘍切除術を行った皮膚悪性腫瘍の内訳は、有棘細胞癌10例、基底細胞癌8例、乳房外パジェット病2例、悪性黒色腫1例であった。皮膚皮下腫瘍切除術を行った皮膚・皮下良性腫瘍の内訳は粉瘤10例、脂肪腫7例、その他5例であった。
脳神経外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢
K164-2 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術 13 2.23 15.54 30.77 81.62
K181-4 迷走神経刺激装置植込術 - - - - -
K154-2 顕微鏡使用によるてんかん手術(側頭葉切除術) 等 - - - - -
K190-3 重症痙性麻痺治療薬髄腔内持続注入用植込型ポンプ設置術 - - - - -
K181-5 迷走神経刺激装置交換術 - - - - -
もっとも多いのはてんかんや痙縮などの機能的疾患に対する手術で(15例)、うち9例がニューロモジュレーションであり、当院脳神経外科の大きな特長となっています。
血液内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢
K6113 抗悪性腫瘍剤静脈内持続注入用植込型カテーテル設置(頭頸部その他) 等 13 35.23 49.92 0 66.46
K9212ロ 造血幹細胞採取(末梢血幹細胞採取)(自家移植) - - - - -
K6182 中心静脈注射用植込型カテーテル設置(頭頸部その他) - - - - -
K654 内視鏡的消化管止血術 - - - - -
K2762 網膜光凝固術(その他特殊) - - - - -
再発難治性悪性リンパ腫、多発性骨髄腫では、65歳未満の患者さんに自家末梢血幹細胞移植併用大量化学療法を行います。移植を行うためには造血幹細胞を採取、凍結保存する必要があり、大量化学療法にG-CSFを投与して採取するか、プレリキサホルという薬剤を用いて幹細胞を末梢血から採取します。強力な化学療法を行う場合、またはもともと抗がん剤を投与する血管が確保できない患者さんの場合、埋込型カテーテルを留置して化学療法を行います。悪性リンパ腫ではリンパ節を切除して顕微鏡で診断をつける病理診断が非常に重要です。腫瘍が腹部に限局している場合、診断の目的で内視鏡検査や腹腔鏡を使用した手術を行い、病理診断を確定させた後、化学療法を行います。また悪性リンパ腫で胃や大腸などに病変が存在する場合には消化管出血を伴う場合があります。そのような場合には内視鏡を用いて止血を行います。
その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)ファイルをダウンロード
DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一 - -
異なる - -
180010 敗血症 同一 - -
異なる 13 0.22
180035 その他の真菌感染症 同一 - -
異なる - -
180040 手術・処置等の合併症 同一 12 0.2
異なる - -
手術・処置等の合併症については、医療行為に伴い一定割合で発生してしまう合併症や副作用等の病態を指しています。
一般的に多く分類される病態としては、術後出血や創部感染などがありますが、適切に手術、処置を含めた医療行為を行いましても、一定の確率で起こり得るものです。当院の手術・処置等の合併症の症例内訳は下記の通りです。

・術後出血      8例(内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術後の再出血)
・術後皮下気腫   1例(内視鏡検査後の皮下気腫)
・手術創部膿瘍   1例
・生検後出血     1例
・造影剤ショック    1例
・薬物性ショック    1例
上記13例が当該DPCに該当しています。
更新履歴
2018.09.28
平成29年度 渋川医療センターの病院指標を掲載しました。