ドクターインタビュー

吉成 大介

吉成 大介

『最先端かつ確実な手術』で、北毛地域の未来を支えます。

消化器外科が大切にしていることは何ですか?

渋川医療センター消化器外科では、『最先端かつ確実な手術』を理念として診療に取り組んでいます。私たちが最も大切にしているのは、合併症をできる限り少なくし、安全で確実な手術を行うことです。そのうえで、腹腔鏡手術やロボット支援手術など、患者さんの体への負担が少ない手術を積極的に取り入れています。単に新しい技術を導入することだけが最先端ではありません。一人ひとりの患者さんに最適な手術を提供できるよう十分な術前準備を行い、豊富な経験と確かな技術に基づいて安全に手術を行うことが何より重要だと考えています。高度ながん手術から緊急手術まで、安心して治療を受けていただけるよう、チーム一丸となって質の高い外科医療を提供してまいります。

ロボット支援手術とはどのような手術ですか?

ロボット支援手術は、腹腔鏡手術をさらに進化させた手術方法です。お腹に開けた小さな穴からカメラや手術器械を挿入し、拡大された立体映像を見ながら手術を行います。ロボットが自動で手術を行うわけではなく、執刀医がコントローラーを操作し、その動きがロボットアームの手術器械に正確に伝わります。ロボットの手術器械は人間の手首以上に自由に動く関節を備え、手振れを補正する機能や、外科医の手の動きをより細かく正確な動きに変換する機能を備えています。そのため、人間の手では難しい繊細で精密な操作が可能となり、質の高い手術につながります。当院では、消化器外科、呼吸器外科、泌尿器科でロボット支援手術に取り組んでいます。

渋川医療センターのがん診療の特徴を教えて下さい。

群馬県には9つの『がん診療連携拠点病院』があり、渋川医療センターは北毛地域で唯一のがん診療連携拠点病院です。がん診療連携拠点病院には、手術、放射線治療、薬物療法を組み合わせた集学的治療と、質の高い緩和ケアを提供できることが求められます。当院では、ロボット支援手術や高精度放射線治療などの先進的ながん治療に加え、臨床研究部のもとで治験など新しい治療法の開発にも取り組んでいます。また、専用の緩和ケア病棟を備え、専従の緩和ケア医による緩和医療を提供しています。ロボット支援手術、高精度放射線治療、緩和ケア病棟での緩和医療のすべてを提供できるがん診療連携拠点病院は、県内でも2施設のみです。

渋川医療センター消化器外科の目指す方向は?

北毛地域では、今後、人口減少が進む一方で、65歳以上の高齢者人口は当面大きく変わらず、がんをはじめとする高度医療へのニーズは高い水準で推移すると考えられます。一方で、緊急手術にも対応できる消化器外科医は全国的に減少しており、地域で高度な消化器外科医療を担う病院の役割はますます重要になると考えられます。渋川医療センターは、北毛地域唯一のがん診療連携拠点病院として質の高いがん医療を提供するとともに、24時間365日、緊急手術を必要とする患者さんにも迅速に対応できる体制を維持し、地域医療を支えていくことを使命としています。

地域の皆様にメッセージをお願いします。

私たちは、北毛地域の皆さまが住み慣れた地域で安心して高度な医療を受けられるよう、日々研鑽を重ねています。これからも『最先端かつ確実な手術』を理念に、安全で質の高い消化器外科医療を提供し、地域医療に貢献してまいります。

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