当院の重症心身障害病棟は県内唯一の総合病院の中にある重症身障害病棟として専門的な役割を担っています。
医師、看護師、療育指導室、リハビリテーション科、栄養管理室、薬剤部などがチームを組み入所されている皆さんが充実した生活を送れるように支援しています。
2023年度に開設50周年を迎えます
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小児科医、院内他科医師、診療看護師
*院内各科の医師と連携し体調不良時に迅速に対応できるよう体制を整えています
看護師、療養介助員、看護助手
児童指導員、保育士
理学療法士、作業療法士、言語聴覚士
管理栄養士
薬剤師
※その他、放射線科・検査科・医療福祉相談室・事務部などと連携しています
● 居室
種類 | 3東病棟 | 3西病棟 | 合計 |
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個室(1人部屋) | 4室 | 4室 | 8室 |
2人部屋 | 1室 | 1室 | 2室 |
4人部屋 | 11室 | 11室 | 22室 |
合計 | 16室 | 16室 | 32室 |
*各居室に吸引・酸素等の配管設備を完備しています
● その他
種類 | 室数(合計) | 備考 |
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デイルーム | 2室 | 集団療育活動や行事が行えるプレイルーム |
療育訓練室 | 1棟 | 100台の車椅子とご家族が集って行事が行える広さ |
浴室 | 2室 | エレベートバス 一人につき原則週に2回実施 |
トイレ | 2室 | 特殊トイレ完備 |
面談室 | 2室 | 病状説明、カンファレンスなどを実施 |
家族控室 | 1室 | 宿泊可能な家族控室(感染症蔓延時は使用不可) |
個室 | 2人部屋 |
4人部屋 | デイルーム |
浴室 *エレベートバスによる機械浴を導入しています |
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療育訓練室 | バルコニー |
リハビリテーション科では主治医からの依頼で、身体機能障害のみならず、普段の生活が快適に送れるよう関わらせて頂いております
主な支援内容としては、
・身体機能の維持を図る目的で手脚の運動や車椅子作成時の提案
・ベッド上での安楽な姿勢の提供
・食事の支援など
看護師をはじめ他部門と情報共有し連携しながら、入所されている方々にリハビリテーションを提供するため活動させて頂いております。
栄養管理室では、「食と栄養」の両面から日々のサポートを行っています。
・食事の面では一人ひとりの年齢や体格に合わせて、適正な食事内容を検討し提供します。
具体的には、
○経管栄養の内容の提案(経腸栄養製品の種類やミキサー食)
○摂食・嚥下機能に応じた食形態の調整
○嗜好を考慮した食事支援 など
・栄養の面では、栄養サポートチーム(NST)の一員として多方面から栄養評価を行い、栄養状態の維持・改善を図っております。
<食事の一例>
・軟飯・牛甘辛煮・マカロニサラダ・おろし白桃・野菜すまし汁
固形 副食は歯茎で噛める硬さの形態 (エネルギー1450kcal、蛋白質 50g、脂質 45g) |
カッター 副食は粒が残るペースト状の形態 (エネルギー1450kcal、蛋白質50g、脂質45g) |
荒きざみ 副食を荒く刻んだ形態 (エネルギー1450kcal、蛋白質50g、脂質45g) |
ミキサー 副食は滑らかなペースト状の形態 (エネルギー1500kcal、蛋白質60g、脂質50g) |
ムース 副食は舌でしっかり押すとつぶれる硬さ (エネルギー1450kcal、蛋白質40g、脂質50g) |
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<食事の一例> |
月に1回、季節の行事食を提供。
管理栄養士と調理師が趣向をこらしたメニューがたくさん。
ビビンバ丼 | 夏野菜カレー(温玉のせ) |
エビクリームドリア | オムライス |
調理の様子 | |
「栄養サポートチームとは(NST)」とは、栄養(Nutrition)、支援(Support)、チーム(Team)の略語で、医師・管理栄養士・看護師・薬剤師・リハビリ・臨床検査技師などのスタッフで、栄養面から支援するチームです。
・一人ひとりに合わせた栄養管理を行い、栄養状態の維持・改善を目指します。
栄養状態を良くすることで、感染症や床ずれ(褥瘡)を防ぎ、療養生活やリハビリが円滑に進むためのお手伝いをします。
〇回診日 毎月第3木曜日 14:30~
薬剤部では、当院をご利用される重症心身障害児(者)の方へお薬の調剤、コロナワクチン予防接種時の薬剤調製、薬剤説明、入所時の持参薬確認、チーム医療での介入などを行っております。
当院を利用されている皆様のお薬の特徴として、服用されているお薬の種類が多いことや粉のお薬が多いこと、抗てんかん薬など非常に細かい量で調節をしていることなどが挙げられます。入所されている方々の年齢や体重などに応じて、投与量や投与経路などを確認し、適切な薬物療法を実施することで服用薬の有効性・安全性の確保に寄与しています。
重症心身障害児(者)医療におけるエビデンスはまだまだ少ないため、薬剤師の立場から医薬品の適正使用に繋げていきたいと考えております。
お薬のことで何かわからないことがありましたらお気軽にご相談ください。
渋川医療センターの重症心身障害病棟は3東病棟50床、3西病棟50床の計100床で運営しています。
児童福祉法に基づく「医療型障害児入所支援(指定発達支援医療機関)」と障害者総合支援法に基づく「療養介護サービス」を一体的に実施し、児者一貫した支援を行っています。
※ご利用には、児童相談所又は市区町村による支給決定と障害福祉サービス受給者証が必要です。
指定短期入所サービスを空床型で運営しています。
ご家族の状況(健康上の問題、出産、冠婚葬祭等)により、短期間の間、入所いただける障害福祉サービス事業です。
※ご利用には、市区町村による支給決定と障害福祉サービス受給者証が必要です。
・児童相談所又は行政機関において重症心身障害相当と判定された児童。
・障害支援区分5又は6に該当し、療養介護サービスを受給する対象として市区町村が認めた方。
※詳しくは、管轄の児童相談所や市区町村、下記窓口までご相談ください。
入所ご希望の場合は下記窓口までお気軽にお問い合わせください。入所のお申込みには必要な書類等があります
2か月に1回の頻度で開催。
診療情報提供書や入所希望児者調査票などの情報をもとに検討します。
↓↑状況によって順番が入れ替わることがあります
小児科医による診察及び付き添いのご家族の方からお話を伺います
入所が可能となりましたら入所日の調整を行います。入所の契約は入所日当日に行います。
見学についても随時受け付けております。
見学希望、入所に関するお問い合わせは下記までお気軽にご連絡ください。
渋川医療センター 療育指導室
TEL:0279-23-1010(病院代表)
受付時間:月~金(祝日を除く)9:00~17:00