当院小児科は令和4年以降常勤医2人体制で、成人科(内科系・外科系)医師の協力のもと、重症心身障害病棟(100床)に入所されている方々の診療を担当しています。総合病院の中にあるという利点を生かし、多職種で連携しながら、質の高い医療および療育を提供できるよう努力しております。また、群馬県立小児医療センターなど他施設との緊密な連携も心がけております。
当院の重症心身障害児(者)診療は、昭和48年に当時の国立療養所大日向荘から始まっており、50年の歴史があります。近年はより高度な医療ケアを要する方も受け入れており、人工呼吸器や気管切開、胃瘻の管理なども多く行っています。現在、超重症児スコア(医療ケアに基づく障害判定基準)で規定される超重症児(者)および準超重症児(者)の割合は30%を超えております。医療に加えて療育も重要と考えており、療育指導室が中心となり日頃の療育活動や夏祭り・誕生日会などといったイベントを通して、発達や機能維持を図るとともに潤いのある充実した生活が送れるよう、支援を行っています。また入所は長期入所(契約・措置、療養介護含む)が主ですが、空床利用による医療型短期入所も受け入れており、県内外から数多くのご依頼を頂いております。長期・短期入所利用をご希望の方は、療育指導室までご相談下さい。
外来は、現在は入所前の状態確認を主とした重症心身障害児(者)外来と、てんかん診療を行う小児神経外来を設けています。後者は令和4年度より新設され、当院脳神経外科の協力のもと、てんかん支援拠点病院である当院のてんかん診療機能の一翼を担っており、検査入院(長時間ビデオ脳波モニタリングなど)にも対応しております。他院からのご紹介も多数お受けしており、今後さらに地域のニーズに対応していけるものと考えております。
役職 | 小児科医長 |
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名前 | 井上 文孝 (いのうえ ふみたか) |
卒年 | 群馬大学 平成17年卒 |
専門分野 | 一般小児科、重症心身障害児(者) |
資格 |
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役職 | 小児科医師 |
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名前 | 井田 久仁子 (いだ くにこ) |
卒年 | 群馬大学 平成18年卒 |
専門分野 | 小児神経、てんかん |
資格 |
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役職 | 小児科医師 |
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名前 | 山口 綾 (やまぐち あや) |
卒年 | 獨協医科大学 平成22年卒 |
専門分野 | |
資格 |