精神腫瘍科について
精神腫瘍科は、身体疾患の患者さんのこころのケアを行う診療科です。
診療内容について
精神腫瘍科は西群馬病院時代の2011年7月に、がんの治療で入院している患者さんのこころのケアを行う診療科として開設されました。
日本サイコオンコロジー学会の登録精神腫瘍医として、がん患者さんのこころのケアを行います。
現在では、がん以外の疾病においても、その病気により精神的な悩みや不安・抑うつなどがある場合にも対応しています。
また、当院に通院している・いないに関わらず、がん患者さんのご家族や、ご遺族の精神的な問題についても対応いたします。
精神腫瘍科が主治医となる形での入院治療は行っておりません。
取り扱っている疾患について
入院
身体疾患で入院された患者さんの、心理的・精神的なご相談を受けます
「せん妄」と呼ばれる、身体疾患に由来する脳機能の不具合(意識障害)の評価・対応を行います
もとから精神疾患がある患者さんが身体的な治療のために入院した際の、精神症状のフォローアップを当院で可能な範囲で行います
外来
当院の診療科の外来に受診されているかたで、ご紹介のある患者さんの抑うつ、不安、不眠など
がん患者さんのご家族・ご遺族の精神的な辛さに対して、受診していただくこともできます
当科の特徴
- どんな病気でも患者さんはあれこれと考え、きもちのつらさを生じてきます。特に、がんのような病気は、今や「2人に1人はかかる病気である」とはいえ、「まさかこんな病気になるとは…。」「これからどうなるのだろう…。」「死ぬ、っていうことなのか?」等々、きもちの動揺が生じてくるものです。そのようなときによく話を聴き、きもちを支え、患者さん自身の頭ときもちの整理をお手伝いする…精神腫瘍科医はそういった役割を担っています。
- また、身体疾患で入院している患者さんの中には、単なるきもちのつらさにとどまらない「うつ病」や「適応障害」を併発することは稀ではありません。さらには、身体にさまざまな症状がある場合、その症状による身体の具合の悪さから脳の働きが乱れ「いま、どこで、何をしているのか」といったことがおぼつかなくなる「せん妄」と呼ばれる意識障害が生じることがあります。これは正常な心理反応としての「きもちのつらさ」にとどまらないものであり、こうした精神的な不調と正常反応としての「きもちのつらさ」を鑑別し、対応するのが精神腫瘍科医の仕事です。
多職種連携について
緩和ケアチームの専従医師として、活動しています
- 専従医師(精神腫瘍科医)、専任医師(麻酔科医)
- がん性疼痛看護認定看護師(専従)
- 薬剤師、管理栄養士、ソーシャルワーカー
が緩和ケアチームのメンバーです。
緩和ケアチームは、入院患者さんの身体的・精神的につらい症状を緩和するために多職種で活動しています。
まじま たけひこ
間島 竹彦
| 役職 | 精神腫瘍科部長 |
|---|---|
| 出身大学 ・卒年 |
群馬大学 平成3年卒 |
| 専門分野 | 精神腫瘍科(サイコオンコロジー) |
| 認定資格 |
|
外来担当医表
| 時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 |
|---|---|---|---|---|---|
| 午後 | 間島 竹彦 | 間島 竹彦 | 間島 竹彦 |
- 予約診療となります。
診療実績
精神腫瘍科 コンサルテーション
| 分類 | 2019年度 | 2020年度 | 2021年度 | 2022年度 | 2023年度 | 2024年度 | 2025年度 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 新規依頼数 | 67 | 67 | 62 | 51 | 60 | 65 | 151 |
| 器質性精神障害、認知症、せん妄(F0) | 34 | 36 | 37 | 23 | 32 | 18 | 44 |
| 精神作用物質使用障害(F1) | 0 | 2 | 2 | 1 | 1 | 2 | 2 |
| 統合失調症(F2) | 1 | 5 | 3 | 5 | 5 | 4 | 3 |
| 気分障害(F3) | 4 | 9 | 10 | 5 | 4 | 9 | 7 |
| 神経症性障害(F4) | 29 | 26 | 21 | 16 | 21 | 33 | 104 |
| 不眠症など(F5) | 6 | 1 | 1 | 3 | 2 | 3 | 0 |
| パーソナリティ障害(F6) | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 6 | 2 |
| 知的障害(F7) | 3 | 5 | 1 | 3 | 2 | 2 | 4 |
| 心理的発達の障害(F8) | 4 | 1 | 0 | 1 | 5 | 10 | 6 |
| てんかん、パーキンソン病 | 1 | 4 | 6 | 6 | 7 | 2 | 17 |
- 重複あり
学術実績
著書
2022年
間島竹彦, 浦久保安輝子. がん患者に意思決定ガイド(Decision Aids)を使用することは推奨されるか? がん医療におけるこころのケアガイドラインシリーズ 2 がん医療における患者 医療者間のコミュニケーションガイドライン 2022年版, 日本サイコオンコロジー学会/日本がんサポーティブケア学会 (編集), 金原出版, 2022 Jun 29; 48-59, ISBN : 9784307102056
学会発表
2023年
間島竹彦. 登録医が活躍するために~専門医制度委員会企画 登録医交流事業~ 登録精神腫瘍医になって感じていること. 第36回日本サイコオンコロジー学会総会, 奈良県コンベンションセンター, Oct 6-7, 2023. 現地+WEB開催
2025年
間島竹彦.
当院の初期臨床研修医に対するサイコオンコロジーの教育について.
第38回日本サイコオンコロジー学会総会,2025年10月10日~11日
間島竹彦.
緩和ケアにおける精神医学の役割.
第63回全国自治体病院学会,2025年10月31日
講演
間島竹彦.
サイコオンコロジーの実践 〜きもちに気づく、きもちをケアする〜
群馬県がん診療連携協議会研修会,2025年11月25日
ご紹介いただく先生方へ
精神腫瘍科の外来は、完全予約制です。
おもに当院他科の外来通院中の患者さんで、精神的・心理的な不調についてのご相談を受け付けております。
他院で診療中のがん患者さんの精神的・心理的不調についての受診は受け付けておりますが、当科のみの、一般精神科外来の受付はしておりません。
がん患者さんのご家族や、ご遺族の精神的・心理的不調についてのご相談もお受けいたします。
受診の流れ
-
診療情報提供書(紹介状)
受診を希望される場合は、通院されている病院の主治医から紹介状を作成してもらってください。
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初診予約
精神腫瘍科の外来は完全予約制です。
まずお電話で初診の予約をしてください。ご希望の日時をお伝えいただいたうえ、こちらから折り返し初診の日時をお伝えいたします。

